【側弯症　または手術に関する　Ｑ＆Ａ】 Ｑ．入院期間はどれくらいですか？ Ａ．順調にいけば　術前２週間、術後２週間の１ヶ月程度です。 　　年齢、症状によっては　術前の検査の一部を通院で済ませることも可能です。 　　術後は回復の状況によるので　あくまでも予定です。 Ｑ．自己血はどれくらい採るのですか？　貧血になりませんか？ Ａ．身体(体重）にあわせて　無理のない程度に　数回に分けて採ります。 　　貧血予防の鉄剤を服用したりするので、心配はいりません。 　　鉄剤を飲むと便秘になりやすいので、胃腸の病気がある方は 　　その旨、医師に伝えてください。点滴で入れることも可能です。 Ｑ．入院に必要なものはありますか？ Ａ．通常の入院と同じように　下着、パジャマなどの着替え、タオル、バスタオル、 　　洗面道具など、病院で指示されたものを用意します。 　　手術の際には　Ｔ字帯や弾性ストッキングなども必要ですが　売店で買えると思います。 Ｑ．入院中　なにか制限はありますか？ Ａ．術前は　食事制限も　運動制限もないので、検査をしながらも 　　通常の生活が送れます。勉強や趣味の時間に当てるのもよいかと思います。 Ｑ．付き添いは可能ですか？ Ａ．患者が年少者の場合、お母さん方の付き添いはできると思います。 　　病院によっては　付き添い者用の部屋を用意してくれるところもあるので 　　看護士さんに確認してみるとよいと思います。 Ｑ．手術をしたら　装具は必要ないのですか？ Ａ．側弯の箇所や病院の方針にもよるので　一概には言えませんが、 　　息子は　術後　装具は使いませんでした。 Ｑ．退院したら　すぐに学校や職場に戻れますか？ Ａ．身体的、精神的回復力には個人差があると思います。 　　年少者のほうが回復が早いのが一般的なようです。 　　ちなみに息子（当時１４歳）は　術後２５日目に学校復帰しました。） Ｑ．背中の傷はどのくらいですか？ Ａ．側弯の箇所によって手術方法も違い、傷の大きさも違うので 　　一概には言えませんが、インプラントを挿入するので　そう小さくはありません。 　　でも　術後すぐは　赤くなっている傷も　日が経つにつれ肌色になって 　　そう目立たなくなるので　あまり気にしなくてもよいと思います。 　　難しいかもしれませんが　その傷もひとつの勲章だと思えるくらい 　　強い心を持って欲しいと思います。 Ｑ．手術をした後、運動制限はありますか？ Ａ．基本的に術後１年間は　運動制限があります。 　　学生さんの場合は　体育は休むようになると思います。 　　日常生活のなかで　歩いたり　走ったりするのは　痛みがない限り 　　特に問題はないと思います。 Ｑ．重いものを持ってはいけないと聞いたのですが？ Ａ．手術をした人も　みな学校に行ったり、仕事に行ったりしているので、 　　鞄などの荷物程度は　大丈夫だと思います。 　　学生さんは　可能であれば　学校側に事情を説明して、 　　教科書や辞書などを　学校に置かせてもらえるようにしたらよいと思います。 　　うちは主要教科は教科書を学校用と家用と２冊買っています。 Ｑ．通学鞄はどんなものを使っていますか？ Ａ．特に制限はなかったのですが、息子本人が使いやすいというので 　　背負うタイプの鞄を使っています。両肩に均等に重さがかかるので 　　持ちやすいようです。 Ｑ．退院後　気をつけることはありますか？ Ａ．身体をねじったり、激しい運動はしないこと、 　　高熱が出たら　感染の疑いがあるので　直ちに病院に行くことです。